【板橋】イオンシネマで君たちはどう生きるかを見た感想

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[Itabashi] Impressions after seeing how you live at Aeon Cinema

こんにちは! 先日、東武練馬駅にあるイオンスタイル板橋にて、ついに宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」を鑑賞してきました。覚悟はしておりましたが、やはりすごい映画だな~!と非常に心を揺さぶられました。そして、ブログ書きたい!書いて心の整理をしたい!と強く思いました。

Hello! The other day, at Aeon Style Itabashi near Tobu Nerima Station, I finally watched Hayao Miyazaki’s film “How Do You Live?” I was prepared for it, but it’s still a great movie! I was so impressed that I wanted to write a blog! I want to write a blog! I thought.

というわけで、今回の「東京の小学生とおでかけ!」のテーマはママ一人で見たジブリの「君たちはどう生きるか」です。ネタバレありなので、これから見る方は本記事をスルーしてください~!

面白いというより凄まじい映画

A movie that’s more terrifying than funny

この映画を見て10分ほどたった感想は「濃いな」でした。冒頭の火事のシーンの作画が凄まじく、ジブリのCGに頼らない「セル画」の威力をこれでもかというほど感じました。それから、おばあさんが7人出てきますが、このおばあさんの表現がこれまたスゲ~!!振り切ってんな!って思いました。本作は作画が超ド級にすごいです。

After watching this movie for about 10 minutes, my first impression was that it was very intense. The animation of the fire scene at the beginning was amazing, and I was able to really feel the power of Ghibli’s “cell animation” that does not rely on CG. Then, seven grandmothers appear, and the expressions of these grandmothers are amazing! .

「俺が本気出したら、こんなもんさ」という感じで、宮崎監督がCG全盛期のアニメ映画にケンカをふっかけているような。動きのない屋敷の部屋の装飾シーンでも、アオサギが空を飛んでいる静かなシーンでも、どれをとっても作画が圧倒的に美しい。エンタメ色よりも、アート色を強く感じた映画です。

エンディングの米津玄師さんの「地球儀」は、歌詞もメロディも映画の世界観にぴったりマッチしてました。

作画だけでなく、話の濃さも圧倒的でした。最初は、前作「風立ちぬ」のテイストだね、て感じで見てましたが、途中で出てくる「アオサギ」。これが出てきてから、話が急展開します。それで、(あれ?千と千尋にすごい似てる~)と思う箇所や(あ、ポニョだ)と思う箇所がありつつ、ラストには「君たちはどう生きるか」を伏線回収して目の前につきつけられるという。話に無駄がなく、頭をフル回転してたら終わっちゃった、みたいな感じです。

こういう感じの「ジブリ全部入りラーメン的映画」なので、終わったときに観客は「よくわかんなかった」と消化不良に陥るのだと思いました。でも、「すごい」という印象が心の中にあり、(もう一回見たい)という感じになるので、リピーターも多い映画なのだと思います。でも、正直わたしは(なんで、そんなに答え合わせしたいの?)と思います。

ば〜ん!って受けた印象はそのままでもいいじゃんと。間違ってても、自分が感じたその気持が大事じゃんと。ツイッターやブログには、本作の答え合わせを書いている大人が大勢いますが。

ぶっちゃけ小学生にはおススメしない

Frankly, I don’t recommend it for elementary school students.

わたしはだいたい映画を見るときは子供と見ているのですが、この映画の口コミなどを見て、(これは一人で見たほうがよさそう)と思いました。そして、実際に「君たちはどう生きるか」を映画館で見て、(うちの子には無理だったな)と再確認しました。

I actually saw “How to Live with You” in a movie theater and reconfirmed that it was impossible for my child to watch.

その理由は、以下の通りです。

・ナイフで魚(?)の腹を切り裂くシーンや、火事のシーンの迫力など、子供には少し子供には怖いと思われるシーンがある(もののけ姫と同じくらい?)

There are some scenes that may be a little scary for children, such as the scene where a fish (?) is cut open with a knife and the fire scene (maybe as scary as Princess Mononoke?).

・前半の主人公と母親の継母関係など、大人の事情について子供には理解しづらいのではないか

I think it might be difficult for children to understand adult circumstances, such as the stepmother relationship between the main character and his mother in the first half.

・やや静かなトーンの多い映画なので、トトロやラピュタのような「ほのぼの♡」「冒険活劇★」を求めている子供さんには、大人っぽすぎる

しかしですね、これはうちの子には好みじゃないかもという感想なので、お子さんによっては普通に楽しめるかもしれません。子供の感覚って大人の思い込みと違う場合があるので。鈴木プロデューサーの朝日新聞のインタビューを見たら、子供のほうが「面白かった!」と、セリフ全部覚えているようです。つまり、極論を言えば、頭が硬い人には不向き、頭が柔らかい人には向いている映画なのでしょう。

前半は「風立ちぬ」後半は「ゲド戦記」

The first half is “The Wind Rises” and the second half is “Gedo Senki”

この作品のタイトルは「君たちはどう生きるか」という吉野源三郎さんの書籍から取られていますが、内容は全く異なります。映画の根底にあるテーマは吉野さんの原作と共通しているものはありますが、宮崎駿監督の自叙伝とファンタジーのミックスです。

The title of this work is taken from Genzaburo Yoshino’s book “How do you live?”, but the content is completely different.

宮崎駿監督の自叙伝というと、2013年に公開された「風立ちぬ」がありますね。本作は、風立ちぬの続編なのでは、という声もあります。本作の主人公は「眞人(まひと)」。風立ちぬでは航空設計士・次郎の青年期と菜穂子との恋が描かれましたが、本作では眞人の母親・父親との葛藤が描かれています。

Speaking of director Hayao Miyazaki’s autobiography, there is “The Wind Rises,” which was released in 2013. Some say that this work is a sequel to The Wind Rises.

前半では、主人公が家族や学校で感じる確執と悪意が描かれます。この映画ではジブリには珍しく、「悪意」が描かれているのが珍しいと思いました。そこが私はジブリ作品(2006年)「ゲド戦記」と似てるなあと感じました。人間の心の弱い部分を出した、ゲド戦記、、。宮崎駿監督の息子・吾郎さんの監督作品ですが、やけに酷評されてましたね。わたしは大好きなんですが。映画「君たちはどう生きるか」にも似た雰囲気を感じました。

「わらわら」や眞人のお母さんヒミが可愛かった♡

“Warawara” and Masato’s mother Himi were so cute♡

君たちはどう生きるか?は、ずっとハードで暗い内容なわけではありません。途中、わらわらという白くて丸い可愛い生命体がたくさん出てきます。(まるでトトロの真っ黒クロスケのようですw)このわらわらがとても可愛くて、映画を見ている途中で(グッズ買いたい!)と思いました。

how do you guys live? isn’t all that hard and dark. Along the way, you’ll come across a lot of cute, white, round life forms called Warawara.

また、眞人の元のお母さんである「ヒミ」も出てきますが、とても可愛いです。今作のヒロインですね。声はあいみょんで、これまた酷評されてましたが、わたしは(どこが悪いの?)と思いました。眞人は元のお母さんが大好きです。宮崎監督も、父親より母親の方が好きだったのかしたら。

ちなみに今回、声優さんで一番上手いな〜!と思ったのは、アオサギ役の菅田将暉さんです。あと、インコも沢山でてきて、可愛いです♡

この映画で宮崎監督が伝えたかったことは「太く生きろ」なのかな?

I wonder if what director Miyazaki wanted to convey with this movie was “live boldly”?

この映画をみて思ったのは、宮崎監督から後世に残る私達への強いメッセージです。(違うかもしんないけどww)もののけ姫のときのポスターに書かれてメッセージは「生きろ」でした。崖の上のぽにょのポスターのメッセージは「生まれてきてよかった」です。なんか、このあたりから宮崎監督が映画を通じて死生観について語りたがっている気がするっす(違うかもしんないけど)

When I watched this movie, I thought of the strong message that director Miyazaki has left for future generations. (Maybe not, lol) The message written on the poster for Princess Mononoke was “Live.” The message of Ponyo’s poster on the cliff is “I’m glad I was born.”

千と千尋ではひ弱で現代っ子の千尋が、湯屋で鍛えられ、たくましくなる姿が描かれました。ゲド戦記で病んでたレバンネン(主人公男子)は、くよくよマイナスなことばかりに気を取られていたら、「テルー(ヒロイン)」に「影ばかり見て光を見ないのは嘘だ!」とキレられます。

In Spirited Away, Chihiro, a weak and modern child, is trained in a bathhouse and becomes strong. In Gedo Senki, Levannen (the male protagonist) was sick and was worrying about negative things, and then he yelled at Teru (the heroine), saying, “It’s a lie to only see the shadows and not see the light!” You can

宮崎監督は、いまの時代があまり好きではないのかもしれない。どろくさくなくて、SNS全盛期で本音を言わず人を叩いてばかりの、この気持ち悪い時代が。でも、最後に眞人は「それでもいい。仲間を作って横に広がって、生きていく」と言います。こんな感じで、わたしはこの映画が面白かったです。(押井守監督の評が掲載されたブロスも買ってしまいました、、)

気になった方は、ぜひ映画館で見てみてくださいね〜!ではでは、また(^o^)

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